変な家
住宅に携わる仕事に就くものとして、興味がある本だった。
なんかネットで元になるサイト?を見たなーと思いつつ、それは冒頭だけだったので
最後まで読みたいと思い読んだ。
表紙にでている家の間取り件の変な家なのだが、仕事柄かぱっと見違和感がある。
よく見ると気持ち悪い間取り。普通に考えて、施工する会社が違和感を感じ、事情を確認するはずだけど。
本は、件の家の他に、変な間取りがたくさん載っていて、それぞれ別事情の話なのかと思っていたら、件の家の住人一家(家計)の不気味な習わしを解き明かしていく物語だった。思ってたのと違うけどおもしろくて一気に読んだ。
これってノンフィクション?だとしたら今の時代にこんなことある?(作中の年数が2020年)って印象だった。それにこの家を建てるとしても建築する側が違和感を感じ何らかのアクションをするはず。(一族の長が習わしの為にはかかるか金は不問としていると設定なので金で何とかしているとは理解できる。)
ほんの最後に「この作品はノンフィクションです」とあったので納得した。
でも事実は小説より奇なりって言うからなぁ。事実としてもさもありなん。ですね
変な家
出版:飛鳥新社
著者:雨家