んげです。
札幌で爆発事故がありましたね。
建物が吹き飛ぶほどの爆発でしたが、死者が出なかったのは不幸中の幸いでした。
ただケガをされた人がいますし、近隣の建物にも被害が及んだようです。
現場が不動産仲介店だったようで、今回のブログは同業者で働く私が耳にした話や推測の話です。
今回の爆発事故は不動産仲介会社でスプレー缶の処理後、発生したようです。
でもなんで不動産屋でスプレー缶を・・・?
なぜ大量スプレー缶が不動産屋にあるのか?
そもそもなぜ不動産屋に消臭スプレーが大量にあるかというと、アパートの空室に新しい入居者が入る際に入居者(契約者)に「除菌消臭スプレー」を販売していたようです。その消臭スプレーの消費期限切れのものを廃棄処分するため、ガス抜きをしていたとか。
ちなみにこの消臭スプレー、市販されているものではなく1本6000円するそうです。
なぜ大量のスプレー缶を処分したのか?
なぜスプレー缶を大量に処分する必要があったのか?
まずは年末だからという事なのでしょう。
それ以前になぜ100本以上の在庫があったか・・・。
① 「除菌消臭」の売り上げノルマがあり本部からスプレー缶が送られてくる。
(スプレー缶の費用は各店舗で負担。)
② 除菌招集スプレーを不要とする入居者が多く、スプレー缶が余る。
③ スプレーの消費期限が過ぎる。
④ 処分するしかない。
といった経緯かもしれません。
ちなみに①については件の不動産フランチャイズの加盟店のスタッフが「販促物は本部から送られてきて費用は店舗持ち」という話を以前聞いたのでそれを基にした予想です。勝手に送ってきて請求されるとか・・・なかなかの横暴。
予想ではありますが、大量のスプレー缶の在庫があったことを考えると本当のようですね。売れない商品を仕入れるわけないですからね。
私の勤務先が属するエリアでは
同僚の賃貸担当が言うには・・・
この系列店の物件では、「消臭施工費 10,800円」を入居時の初期費用としてほぼ全ての契約者から頂いていていたとのこと。
ほぼすべてというのは、契約者から「不要です」と言われない限り貰っていたということ。たぶん「みなさんからいただいている費用」と言われれば断る人は少ない。
しかも「重要事項説明」には該当しないので、悪く言うと説明なしでも問題ない。
この消臭施工は、不動産屋のスタッフが入居前の部屋に件の消臭スプレーをするというものらしいです。えー業者に依頼するんじゃないんかい!と正直思った。
消費者視点からすれば(それで10,000円以上すんの?高くね?)と思いますが、私も同業者なのでこの辺は批判できないかも。
同じ系列店でも店舗が違うと売り方も違うようです、札幌の爆発した店舗もこの「消臭施工費」としてらってスタッフがスプレーしているなら「施工費はもらってスプレーしていなかったんじゃ・・・?」と思いますが、入居者にスプレーを販売しているなら「施工費だけもらう」ということはしてなさそうですね。
※12月19日追記
爆発事故があった店舗では、入居者にスプレー缶を販売し、店舗スタッフがスプレー施工をするやり方だったみたいです。実際、スプレーの販売(施工契約)はしても施工をしていない事があったらしいですね。そりゃ大量のスプレー缶があまるわ。
この事は、運営会社の社長が18日の記者会見で明らかにしました。
まとめ
というわけで、「不動産屋からみた 札幌の爆発事故」でした。
「消臭施工費」をもらっといて実際はスプレーをしていないからスプレー缶が余った?
と思ったのですが、爆発した店では直接スプレーを入居者に販売していたようですね。
ということは、販売する数以上に本部がノルマを課していたんでしょうかね?
そうじゃないと120本も期限切れの在庫残らないんじゃ・・・?
アパート入居にかかわらず不動産契約にはわかりにくい用語が多いですよね。
契約の際は「そんなもんか。」(東北人だけか?)と思わずしっかりと気にして、不明なところは聞いておきましょう。
・この記事は新聞、TVなどのメディア情報や業界の噂話を基に書いております。
・スプレー缶のガス抜きは屋外で行いましょう。(常識でっせ)
すみません、書いてて読みにくそうと思ったけど、やっぱり読みにくい記事ですね。
まあいいや。(おい)
んだらば~。