読書感想文は苦手で、ブログで書きたくても諦めているんですが。
今回は書き始めてみたら以外に掛けたので、そのまま記事にしてみます。
今回は深町秋生の『探偵は女でひとつ』『探偵は田園を行く』の感想です
探偵は女でひとつ
著者の深町秋生は山形市近郊に居住している。
私は市内や近隣市町のコンビニのカフェコーナーで執筆中(たぶん)の深町先生を見かけたことがある。
探偵は女手ひとつ は刑事を退職した主人公が、山形市内で探偵を開業し依頼を解決する話。探偵とはいえ地方都市ではそんなに依頼が頻繁にあるわけでないようで、便利屋稼業も多い。(サクランボの収穫など農家の手伝い、除雪、万引きGメンなど)
感想
山形県内が舞台で登場人物のほとんどが山形弁で会話する。とはいっても、難解な山形弁は出てこないで、語尾が『ず』だったり訛りの濁点があったりするくらいだか、山形の私でも読みにくい所もあった。
舞台が山形市メインで、学校や店の名前は当然実物とは違えど近い描写が実際のもので主人公がどこを運転してるのかとか想像できる。
店名も違えど、登場人物の勤務する店とか通う学校が、『あ、どこの店だ』と判るのですごくリアリティがあった。これは他の物語、例えば東京都心を舞台にした小説や漫画では味わえない感覚でとても楽しめた。
探偵は田園を行く
「探偵は女手ひとつ」の続編。こちらは主に置賜地方が舞台。
架空の市町村「西置市」での話となる。前作は短編集だったけどこっちは長編。
仕事先で知り合った女性から息子の捜索依頼を受けて・・・といった話。
感想
こちらも山形弁で会話が進む。しかし山形県の置賜地方では「山形弁」とは違う方言を使う(米沢弁)。しかし置賜の登場人物も山形弁だった。
まあこれは読者も混乱するだろうから仕方ないと思うけど。
最後に「えー!?」って思う意外な展開で読み応えがあった。
さらなる続編を期待したいです。
まとめ
深町秋生先生は、映画化、ドラマ化されてる作品が多く好きな作家。警察と反社が絡むドロドロした作品ばっかりだけど。山形で執筆しているのも応援したい理由の一つです。
おわり