山小屋ガールの癒されない日々を読みました。
読んだきっかけ
図書館をうろついて、アウトドアジャンルから見つけた。ぺらぺらとめくって中身を読んで面白そうと思って借りた。
内容
仕事が続かず自分は社会不適合者だと思っていた著者が、友人の勧めで山小屋で働くことに。10年山小屋で働き、ウエブライターとして書いた記事が書籍化した本。
感想
私は登山はド素人。本格的な登山に興味はあるけど、なかなか怖いよね。
この本では山小屋の仕事内容や、スタッフの暮らしぶりなんかが書かれていた。
山小屋スタッフは、シーズン中は小屋に住み込みで暮らし他のスタッフと衣食住を共にし、休暇には下山したり縦走したりして過ごすらしい。
私から(山にかかわらない人間からしたら)かなり非日常な生活ぶりで読んでいて新鮮だった。客用の風呂やシャワーが無くてもスタッフ用はあったり、(水が確保できない山では)ヘリコプターで物資を運搬する際の裏事情であったり。
簡単に仕入れられないし、天候が悪く客が少ないと余らせてしまう食材をいかに管理するかなど、山小屋でないと体験しないことが知れて面白い。読んでいて飽きない。
WEBライターの方の本なんで基本的に読みやすい本です。機会があれば山小屋に宿泊してみたいなぁと思う。
山・登山・山小屋 などに興味があればぜひ。
山小屋ガールの癒されない日々
著者:吉玉サキ 平凡社