地球星人 村田紗耶香
図書館で見つけて手に取ってみました。
作者の「コンビニ人間」を読んだことがあり、インパクトがあったのと、こんな人実在すんのかな?ととても印象に残る作品だった。
読み終わった直後の感想としては「何これ、こわい」だった。
今回は、作者名でコンビニ人間のインパクトだけで事前情報無しで読み始めた。
序盤、自分を魔法少女だと思い込む女の子のイタイ話・・・だったけど。
性犯罪・家庭内暴力・殺人・・・と緩めの表現だけどかなりカオスな物語だった。
まあそれくらいなら、物語としてはふつう(あくまで物語として)だけど。
終盤がね・・・。
主人公たちの頭のねじがぶっ飛んでますよ。本人たちは地球人ではなくほかの星の生まれのつもりで、人間(地球人が)やらないこととしてある禁忌をおこしますが。。。
そして最後まで、そのまま救いがないというか。
救いがないと思うのは、読者が「地球星人」だからっていうことなのかもしれないし、実際主人公たちは満足している?様子だし。
というわけで、読みやすい文面で一気に読んだけど。
難しい専門用語とか出てこないし。
気になる方はどうぞ!