んげです。
今回は、「自宅で作る手作りベーコン」の作り方をご紹介します。
ベーコン作りは、燻製をやり始めると誰もが目指す目標ですよね。
先日、何かのテレビで簡単手作りベーコンを紹介していました。
私も燻製好きとして、いつかはベーコンに挑戦したいと思っていました。
しかし一般的なベーコンの作り方として、一週間は塩漬けにするという工程がありなかなか挑戦できずにいたのです。
今回テレビで見たのは、塩漬け時間が一日、乾燥半日、燻製15分(熱燻)というレシピで、2連休あれば作れるレシピでした。
よっしゃ、やってみよう!
材料をそろえる
材料は以下のとおりです。
豚バラかたまり 400g
水 1リットル
塩 150g
砂糖 75g
したごしらえ
早速下ごしらえからはじめます。
豚バラブロックを購入
豚バラ。
国産も、安くなっていてアメリカ産と同じくらいの金額になっていました。
(もちろんそれでも国産のほうが高い)
国産豚バラは、脂身が多かったのでアメリカ産で。
ベーコンにする際は、脂身が少ないお肉のほうが向いています。
ソミュール液を作る
塩 150g。 ちょっと引くぐらいの量です。致死量だなこりゃ。
(塩の致死量は30g~300gだそうです)
さとう75g
水1リットルを沸騰させ、塩、砂糖を投入。
溶かし、1~2分ほどかき混ぜます。
ペロッとなめてみると、えげつない塩分濃度です。
お湯が沸騰するのを待つ間に、お肉にフォークをぶすぶすやっときましょう。
あたっ!あたッ!! あたぁ~~ッ!!
掛け声は、自由でOKです。
もちろん無口で黙々と刺しても特に味の変化はありません。(多分)
ソミュール液につける
今回はローリエも入れてみました。
ジップロックに、ソミュール液を入れ豚肉を漬け込む。
できるだけ空気を抜き、密封します。
この状態で、一日冷蔵庫に置きます。
ジップロックに入れているとはいえ、液漏れが不安なのでタッパーに入れておきました。
一般的なレシピによると、塩の量などはもっと少なく一週間くらい置いておく様です。
今回は、つけ時間を短縮のため塩を大量に使う様です。
私も初挑戦なので、この塩の量は若干不安です。
この工程を休み前の晩にこなします。15分くらいで出来ました。
塩抜き、乾燥
一日後、ジップロックから取り出し乾燥させます。
この際、塩加減の確認のため、端っこを少し切り取ってフライパンで焼いて食べてみます。
・・・
しょっぱ!!
この時点で塩味が強ければ、塩抜きします。(燻製すると、水分が抜け味がこくなる)
TVで紹介してたのは塩抜きしていませんでしたが。
流水で塩抜き中・・・。
30分塩抜きして、もう一度少し切り取って焼いて食べてみる。
少し塩分が抜けた気がします。
よく水分をふき取り、ラップをかけずに冷蔵庫で一晩乾燥させます。
手抜きせずに、よく水分をふき取りましょう。
燻製開始!
翌日午後0:20~燻製開始です。
一晩乾燥とありましたが、都合で18時間ほど乾燥しました。
肉の表面は結構乾いています。いい感じ。
TVでは、熱燻で作っていました。本当に時短ですね~
我が家のガスコンロは、空焚き防止センサーがついていて熱燻ができません。
カセットコンロでやるにも、そもそも熱勲用の鍋を用意していないため自家製燻製器でいつもの温勲で燻製します。
自家製燻製器のはなしはこちらです。
燻製開始
ウッドと、肉を配置します。
今回は、スモークウッドを二個使用。L型に並べます。
写真撮り忘れたのでイラストで。こんな感じです。
二時間後・・・。
ほんのり色が変わっていますが・・・
大丈夫だろうか?なんか表面だけ色変わって、切ったら生肉みたいな仕上がりになりそうな気がしてきた・・・。
四時間後。
うーん・・・
う~ん、ん~~、どうでしょう~~(プリティ長嶋風に)
ここは我慢の時間帯ですね。
ウッドは消えずに燃えているので、とりあえず燃え尽きるまで待ちます。
五時間後。
おおおおお!!ぽい!ぽい!ベーコンっぽい!
ぽいぽいぽいぽ、ぽいぽいぽぴー!(古)
予想外の出来栄えに、取り乱してしまいました。
ベーコンっぽくなってます!!ウッドは燃え尽きました。
完成 いただきます!
ウマそうです。
ウッドのすぐ上にあった部分は、(下にしていた面)少し焦げました。
焦げた側をカット。
絶妙な色。ベーコンにしては火が通りすぎ?チャーシューみたいな仕上がり。
ちょっとしょっぱいですが、ウマい。
逆サイド、脂身が多いほうです。↓
こちら側は、熱源から遠かったため少し火の通りが甘いですかね。
このまま食べて大丈夫が微妙なラインです。。。豚肉だし。
一切れ食べましたがw 食感としては生肉に近い。レアステーキみたい。
切ってみます。
悪くない。
本来は、冷まして燻製のにおいが少し落ち着いてから食べるのが良いそうです。
が、そんなに待てません!
写真みると生肉っぽいけど、火が通っています。(焦げた側から半分)
写真のスライスした部分は、そのまま食べました。
初めしょっぱいと思いましたが、それは端だったからでちょうどよい塩加減です。
断面↓
なんか、ジブリの映画に出てきそうな肉ですね!
ラピュタでドーラがこんなの食べてた。
翌朝、目玉焼きと焼いて食べましたが美味です。
冷めると、市販のベーコンのような色になってきたのでそのまま食べても問題なさそうでした。
(食べる前に、火が通っているかよく確認して下いね!)
まとめ
- 塩の量を少し減らしてもよいかも。または塩抜き時間を増やす。
- 今回はレシピ通りでしたが、にんにく、しょうがなどを加えてもよさそう。
- 燻製の火加減、肉への熱の加わり方にばらつきが出た。
- スモークウッドの配置と肉の配置が次回の課題である。
- 脂身を切り落としたほうが良いかもしれない。(油が滴り、においが悪くなる)
- 肉は同じ量でも厚みがないものが良い。
初めての挑戦にしては、上出来でした。
「手作りのベーコンを作ると、市販のものに戻れなくなる」と何かで見ましたがわかる気がします。
材料も肉だけなので(塩、砂糖は家にあるものでOK)市販のものを買うより安く仕上がりますよ!(ただし燻製器、スモークウッド、手間を考えると市販の物が良いかも)
連休の前の晩に仕込めば、二日目の晩御飯に間に合います。ぜひお試しあれ。
今回は、ベーコンを手作りする記事でした。(^O^)/
もっとおっきい燻製器でベーコン量産したくなってきた・・・
んだらば!!
※この記事は2018年 5月23日にリライトしました。